番飛行機の機体を近くで見れるのは機体整備場見学です。
ヘルメットを受け取り、整備士の方の説明を聞くのですがこれがまた興味深い!
整備士の中でも最上位に当たる運航整備士の方から直接お話をうかがえました。
整備士で責任者と言えば職人肌で頑固なイメージ(個人的見解)があるが人当たりがめっちゃ良く整備士免許の若い時の写真を見せて頂いたり、整備の確認印をサインがわりに頂いたり気さくな方々でした。しかし、部下の指導はめっちゃ厳しいと思う(これも、個人的見解)
ヘルメットをかぶり整備場内部に入ると広い!飛行機5機が入る広さらしいがとにかく広い。
整備場の感想としては整理整頓が行き届いていました。整備場で身近な所と言えば車の整備工場を思い浮かべますが、大体床は油が浮いていて滑りやすく工具もいろんなところに置いてあるのですが、飛行機の整備工場は全然違います。工具が無くなると見つかるまで帰れないという話はよく聞くのですが、工具どころかゴミなんかも床に見当たりません。
ゴミも細かく分別されていて、航空機用のゴミ箱と一般のゴミ箱があり細かく細分化されていました。
整備中の767と737の機体を見せていただいたのですが、こんなに近くで機体を見れることはまずないです。整備士さんたちが自分の担当箇所を一心不乱に整備しているのが印象的でした。
しかし、私たち見学者に気付けは「いらっしゃいませ」、「失礼します」とかあいさついただいた。
こちらこそ、お仕事中おじゃましているのに行き届いた心遣いに恐縮しました。
男性ばかりの整備士さんの中に女性もいらっしゃいました。
お聞きすると、女性の方もいて通常の整備や女性視点での細かいチェックなどを行っているみたいです。
機体の整備様子ですが通常ではなかなか見れません。
■ええーっ窓から出入りするんですか!
■コクピット
■お尻のエンジン
お尻のエンジンはAPUと呼ばれ、機内の電源、空調、エンジンスタータの動力源を発生させているらしいのですが767などは飛行機の真後ろについています。
777だけは後方から見て左にオフセットされているらしいのですが整備士さんが「777はAPUを稼働させすぎると機体が左に曲がるんですよ(笑)」と冗談をおっしゃっていました。この高度なジョーク分かった人が何人いるやら…整備士さんもすべったのに気づいて照れ笑いしていました。
また、ちょっとさびしいのがA300やMD-90の退役です。
この整備工場でJALのマークを外され売られていくみたいです。
整備機体の種類を減らさないと費用が増えるらしいのですが、若いころ乗った機体が無くなるのは寂しいですね。
新しい機体も投入されていますがこのポスターが微笑ましかったです。
整備に手を抜かないのはどこの航空会社も同じだと思います。
しかし、ここまで見せて頂きお話を聞かせていただいたJALと言う会社に親近感を覚えました。
確かにもと国営と言う事もあり、お堅いイメージがあったのですが覆りました。
4月から以前使っていた鶴丸マークにも変わると言う事ですが、いままでのいいところは引き継ぎ、改善を重ね再建に向けて頑張ってください。
微力ながらJALさんに協力させていただきます。
がんばれJAL
ぜひ、JALの整備工場見学に行ってみてください。
小さい子供から女性まで楽しめること間違いなしです。
http://www.jal.co.jp/kengaku/